モーツァルト
①オーボエ協奏曲ハ長調 K.314(285d)
②ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191(186e)
③フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(297c)

指揮：トン・コープマン
アムステルダム・バロック管弦楽団
マルセル・ポンセール（オーボエ）
マルク・ヴァロン（ファゴット）
ウィルベルト・ハーツェルツェット（フラウト・トラヴェルソ）
サスキア・クワスト（ハープ）
録音：1993年5月　ステレオ（デジタル／セッション）

オリジナル楽器の名手たちの名演が堪能できるモーツァルトの3種の木管楽器のための協奏曲をまとめたアルバム。古楽界の鬼才と称されるコープマンがピリオド楽器の名手たちを率いて、典雅に、そして爽快にコープマンらがふくよかな響きで協調した名演です。コープマンの作り出す響きは軽快ですが、しっかりした芯があり、普遍的な名演と呼ぶにふさわしいものです。あまり人気のないファゴット協奏曲も、充実感たっぷりに聴くことができます。

トン・コープマン　1944年オランダ生まれ、鍵盤奏者、指揮者
アムステルダム音楽院でレオンハルトにチェンバロを、ヤンセンにオルガンを学ぶ。ソロ活動から始め、79年にオリジナル楽器によるアムステルダム・バロック管弦楽団と合唱団を組織し、コンサート、録音と活発に活動をしている。即興演奏の名手で、情熱的なソリストとしての演奏はそのままオーケストラ演奏でも当てはまり、生気に富んだ演奏がバロック音楽に新しい息吹を吹き込んだ。アムステルダムでクラシック音楽の教育を受け、音楽学のほか、オルガンとチェンバロを学び、オルガンとチェンバロの奏者として、世界中のあらゆる有名コンサートホールで、ヨーロッパのもっとも美しい名器の数々を演奏している。録音活動もデビュー当時の1970年代初頭から活発に行っており、高い学識に裏付けられた愉悦的な演奏と、様々な楽器を使い分けた幅広いレパートリーにより、彼の世界的な名声の獲得に大いに寄与しました。

国内盤、帯無し、盤面傷無し　12

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