波の合い間に龍眼をはさんで２匹の魚
(顔は龍に見える?)が戯れている中型の清代端渓随形硯です。
墨丘と墨池に深さの違いが無く、わずかに墨池部分が摩耗している他は、全体的に状態は良いです。
清代雍正8年製の端渓硯で、箱も花梨製の固くて重い木で重厚に作られています。
裏面に10文字の漢詩と“雍正八年”の銘が彫られています(写真3枚目参照)。
硯、箱ともヒビ、欠け、割れは一切無く精・美品で、骨董的価値が充分あります。
注：雍正年代は清朝第5代雍正帝の御世で、第4代康煕帝、第5代雍正帝、第6代乾隆帝の3代が、清朝の最盛期だと言われています。
　　　
2004年4月に、中国の友人に依頼して古硯市場で購入して貰い、そのまま自宅に保管してあったものです。
古硯は、10年前位は骨董市場にたくさん出回っていた様ですが、都市部の中国人が豊かになり、古硯の収集趣味の人が多くなった事により、最近では良い古硯の入手が困難になりつつあると聞いております。

◇サイズ
　硯本体　縦19㌢☓横16㌢☓厚さ2.3
　㌢
　箱外寸　縦22㌢☓横19㌢☓厚さ5㌢
◇重さ　2.9kg
◇上下箱付き……箱に彫物はありま
　せんが、非常に硬い花梨の木で
　精緻に作られています。

＊再値下げしました。

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