鉄地撫角形舞冠之図鐔、無銘、両櫃孔埋、鋤出高彫、地透、毛彫、金銀色絵象嵌、角耳、鐔箱入りです。

巫女の頭飾りである舞冠を図案化した鐔のようです。天冠とも呼ばれますが、天冠は死者に付ける白い三角の布も指すようです。

分厚く、大変重厚な鉄鐔です。イチイ箱の蓋に無銘、正阿弥、舞冠之図の箱書があります。

表裏両面にある金の丸に銀の鳩の図柄は、八幡大菩薩の使いである鳩と思います。裏面の方の右の鳩の象嵌は剥がれています。

武士からの信仰を集めた八幡大菩薩は八幡神を尊崇する称号で、八幡神を祭神とする神社が八幡宮です。よって八幡宮の舞冠の図と推測します。

古いものなので、経年の汚れや錆、色剥げなどが見られますが、時代感のある良い状態だと思います。画像でよくご確認下さい。

光の影響により、色が微妙に実物とは違って見えます。

また、パソコンやスマートフォンのブラウザによっても多少の違いがございます。ご注意下さい。

サイズ
縦：約8.19cm、横：約8.13cm、耳の厚さ：最大約6.5mm、重さ：約230g
茎孔、縦：2.76cm、横：8.6mm

※鍔立ては付きません。
※発送方法の変更はできません。

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