堺秀岳、「霞 (合わせ)」の出刃包丁です（軟鉄とハガネを組み合わせた複合鍛造）。刃渡り13cm（誤差あります）。よい包丁ですので、埋もれさせるのはもったいなく、取り寄せて手間暇かけて再生しました。

中古で購入したため、詳細不明ですが、贈答用だったと思われ、「治雄」と掘っているのは贈答先の人の名前だと思います。
刃は白紙（炭素鋼）と思います。研ぎにくくはなかったので３号と思います。

２４０番のサンドペーパーで錆をとり、ボンスター、コンパウンドで磨きました。４００番、１０００番、３０００番の砥石で研ぎ、切れるようにしています。
浸食した錆痕まではとれません。顎は鉄ヤスリで削り磨いておりますが、平面ではないので削れないところもあります。
素人作業ですので、そこはご理解の上、ご検討お願いいたします。画像にてご確認ください。

再生しているところをYoutube動画にアップしてありますので、そちらでもご確認いただけます（主に出刃包丁）。
チャンネル：渡辺半九
動画タイトル：堺秀岳の包丁を再生してみました。

ハガネですので、錆びます。薄く食用油を塗って保管してあります。刃を保護して送付いたしますが、取り出したとき油が少し浮きます。よく洗ってご使用ください。
使用後はよく洗ってお湯をかけて、乾いた布でよく拭いて乾かしてください。うっかり濡れたまま放置するとみるみる錆ていきます。錆が出た場合は早めにボンスターなどで錆を落としてください。

本品、職人さんが心込めて造られたと思います。埋もれさせるのは、もったいない。真夏に汗を流して再生しました。

箱はついておりません。刃を保護してゆうパケットで発送いたします。