1970〜80年代のヤマハのスピーカーです。
14cmウーファーと5cm ツィーターの2wayバスレフ型ブックシェルフスピーカーです。
年代を感じさせない良い音を出しています。ヤマハらしく解像度の高い明るく艶のある中高音と、良い意味でヤマハらしくなく、このサイズでも量感のある低音で、最近まで満足して聴いてました。最近のミニコンポのスピーカーのような機械的な高音から低音まで、バランスは良いが硬く冷たい音ではなく、超高域や超低域、そして決して綺麗な音は出ないものの、ずっと聴いているといつの間にか眠ってしまうような温かみのある、それでいて透明感のある音です。70年代80年代のジャズ、ロック、ポップスを聴くのも良し！小編成のクラシックを聴くのも良し！女性ボーカルの艶のある音声もいいです。特にアコースティックジャズなどは、ウッドベースやピアノの音色は今のスピーカーにはない色気があります(個人的感想)
ウーファーも今時のプラスチックの安っぽいものではなく、金属製のしっかりした作りをしており、エッジの硬化も無くまだまだ弾力性を保っています。ウーファーだけでもこの価格ぐらいはすると思います。ネットワークの劣化も見当たらず、コンデンサー、コイルも現役です。バスレフポートも前にあり、スピーカーのセッティングも楽です。
再生周波数帯域　45Hz〜20KHz
インピーダンス　8Ω
音圧レベル　90dB
サイズ、高さ33.5cm 幅18.8cm 奥行20.5cm
経年使用による汚れ、傷、エンクロージャーに一部剥がれ、サランネットに凹みがあります。
個人的にはNS-10MモニターよりもこのNS-33の音の方が好きです。