タイトル「落櫻」
去年の10月に中国で購入しました。
家が狭くて綺麗に置く場所がなく、新品のまま出品いたします。
天目茶碗は元々日本鎌倉時代(中国宋代)僧侶が浙江省天目山のお寺から日本へ持ち帰りした焼きものです。当時福建省の龍窯で焼かれた建盞で、中国黒磁器の一種です。陶器に見えますが、実は磁器です。
この焼き方は極めに難しくて、13回の工程を経って、しかも1300度の柴焼ばかりです。現在気焼きと電気焼きなどありますが、まだ柴焼きが魅力的です。
中国元代初め頃に龍窯が廃止され、この焼き方も中断になりました。近年(1970年代から)この焼き方を復活させる研究進み、昔宮廷の御用品がやっと庶民でも使えるようになりました。
建盞に使われている釉薬は鉱物釉薬で、鉄分が豊富で、粘土も含んでいます。したがって、1300度の窯中で溶けて金属窯変が現れ、さまざまな色とデザインになります。一口で言えませんが、使わないとその美しさを感じられません。例えば、暗いところに置くより日差しや懐中電灯の下や電気スタンドの下などに置けば、感動的な宇宙風景が見られます。
浸水の瞬間に色とデザインの変化も見れて、それから一度煮ると色度デザインも落ち着くようになります。これは’養盞’と言い、第一歩です。それからお茶かお酒で本番の使うことで、鉱物の鮮やかさとお味などで楽しめます。
焼き物文化が好きな方、そして茶器でリラックスしたい方は是非一度お試しください。