測量機器では定評のある測機社という機器メーカーから発売された昭和レトロのビルダートランシットという測量の時に使う機器です。現在はレーザーやデジタル表示の電子機器にとって代わってしまいましたが昔は肉眼でこの機械を使って建築工事や土木工事の位置出しをしていました。いつからいつまで使用されたかは不明ですが幾多の現場で使用され完成した建築物は今でも役に立っていると思います。どんな有名なまた必要不可欠になっている建築物の現場で使用された物かもしれません。汚れを落とし水準器も合わせて接眼レンズを覗いてみましたがしっかりと正立の像が見えました。もちろん中に十字の基準線も見えました。私が50年近く前に現場で使用していた物に近い気がします。専用の三脚と説明書はありませんがいくつかあるつまみを回してみると微調整などができて楽しいです。実際に現場で使用することはなくても部屋のインテリアとして楽しんでいただけたらと思います。。
本体はアルコールで拭きとり数十年の間についたほこりなどを拭ってあります。レンズもカメラのレンズクリーナーで清掃いたしました。木箱もふき取り掃除はしてありますが経年の汚れや傷などがいい味を出しています。