骨董市で購入した古伊万里なます皿になります。
印判と手書きのハイブリッドです。
この時代の食器に用いられた手法の1つです。
大概は見込み印判が多いですね。
見込みは松竹梅と雷文様。
当時にしてもクラシカルなデザインだったかと思います。
一方周りはごろっとデザインが変わります。
可愛らしくデザインされた花芝垣根。
垣根の左上には朱金の渦巻き模様。
太陽でしょうか。
垣根の右上の謎の朱金の物体は鳥の羽根でしょうか。
羽から連想されるのは風。
となりますと太陽と風、そこから考えますと北風と太陽。
イソップ寓話ですね。
これで一応納得の行く考察が出来ました。
1つの答えとしては面白いですね。
太陽と羽の間は洒落た唐草と七宝繋ぎを再構築した様なデザインです。
胴は印判の花唐草をモダンにした物が使われております。
この頃の皿は面白いですね。
ニュウあり。
その他、目立つような大きな傷や欠けはなし。
画像にて良くご確認下さい。
サイズ
幅15センチ程
高さ5センチ程