【泰山北斗】たいざん-ほくと
「泰山」は中国山東省にある名山。「北斗」は北斗七星で、ともにだれもが仰ぎ見る存在。
芸術や学問の権威・第一人者のたとえ。
漆油煙墨は最高級の油煙墨のこと。菜種油を使った最上級の油煙墨で漆のような光沢を放ちます。
炭素粒子が細かく純度が高いので、黒が強く出て美しい光沢になるのです。
この「泰山北斗」は四十年以上の古墨で、枯れに枯れて墨が軽くなっています。
新品の墨は水分が多いので膠が強く出ます。粘度が強く基線と滲みの差が出にくいのです。
反対に年月が経って乾燥した墨は、膠の分解もすすむため、のびが良く、墨色に立体感が出て、筆の運びに沿って基線や滲みなど墨色の変化が美しく出るのです。
この枯墨「泰山北斗」の枯淡の味わいは大小の墨の粒子がまとまり、濃淡や陰影の起伏ゆたかな表現ができること。潤渇・疎密の変化を生かした表現ができることです。
濃墨は艶のある純黒で、淡墨では茶色系の黒です。特に漢字作品に、かな書や写経等にもお勧めします。
サイズ
約113×40×14㎜
重さ 約50g
※新品未使用 桐箱入り。写真が実物です。
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