ショパン
①スケルツォ 第1番 ロ短調 作品20
②スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
③スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39
④スケルツォ 第4番 ホ長調 作品54
⑤子守歌 変ニ長調 作品57
⑥舟歌 嬰へ長調 作品60
マウリツィオ・ポリーニ (ピアノ)
録音:1990年9月
ポリーニ久々のショパンは待望のスケルツォ全曲。技術の驚異的な切れ味は,あの衝撃的なエチュード以来変わらない。ポリーニのショパンを特色付けているのは,それに加えて気品のある毅然とし佇い。ショパンの「強靭な青白さ」を実感させる。
1960年のショパン・コンクール優勝以来、ショパンがポリーニにとって最も重要な作曲家のひとりであることに疑問の余地はないでしょう。ドイツ・グラモフォンに、練習曲全曲、前奏曲全曲、ポロネーズ集、ソナタ第2番&第3番、そしてこのスケルツォ集と着実に録音を続けてきました。ポリーニの特質である大理石的造形感覚が生かされた、正確な演奏技巧による究極の名演です。①〜④は2017年発刊の名曲名盤500ではダントツの第1位に選定されています。
1960年、弱冠18歳にして第6回ショパンコンクールを満場一致で完全制覇し その時、審査委員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタインが彼を評して、「技術的には 私たちの誰よりも上手い」と絶賛したのは有名な逸話です。完全無欠の練習曲集を筆頭に、つづく24の前奏曲、ポロネーズ集、ピアノソナタ第2番&第3番までは、完全なコントロールされた強靭な打鍵と運動性と 正確な演奏技巧に満ちた究極のショパン。このスケルツォと次のバラードは、柔のポリーニへと移行期。柔のポリーニは、比較的落ち着いたトーンで弾いていて、繊細で美しい。それをつまらないと思う人もいるし、素晴らしいと感じる人もいると思います。どちらも本当のポリーニとして熟聴していきたい。
輸入盤、盤面傷無し 15
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