未だ銘器として人気を誇っているYTR-135です。いわゆるシルキーと技術提携した直後のヤマハ(初期はニッカン表記)のスチューデントモデルでYTR-233の下位モデルということになると思いますが、Mボアでニッケルメッキという仕様は当時のラインナップでもこの型番しかありません。また個人的にはこの時期のヤマハの個体は特に丁寧に作られていると思います。台座の高いウォーターキーなどが特徴的で、上位機種と同じパーツで、後継種のYTR-136以降(もしかしたら後期のYTR-135も)の台座が低いタイプのものとは異なっています。ニッケルメッキは他の仕上げと比べて硬いのか、響きも特徴的だと思います。この個体は全体的にくすみがありますが、大きな凹みもなく、抜き差し管も固着なく、ピストンもスムーズです。ただし、中古で購入した時にピストンボタンが1つなかったので、他のもの(少し径が小さいです)を取り付けました(写真15、16)。
中古品で上記情報も私の主観であるため見落としもあるかも知れません。ご理解の上、ノークレームノーリターンでご検討ください。