インテリアやDIYに最適。
黒柿の丸太
商品情報 令和7年1月5日
•直径 約27cm前後、36cm前後
•全長58〜61cm前後
•重量14.3キロ前後
•伐採年 令和6年1月
•伐採地 新潟県 佐渡ヶ島
伐採→乾燥→カット加工→研磨と全工程を私一人でしておりますので工場生産品と違い荒々しい箇所は多々ありますので、神経質な方のご購入は控えてください
そもそも黒柿(クロガキ)とは?どのような樹なのかですが
•黒柿は通称であり、“黒柿”という樹の科目属性があるわけではありません。
樹の種類としては“柿の木”で、カキノキ科・カキノキ属に分類されます。
通常の柿の木は製材した際、橙色〜淡黄色に近い色味をしています。
しかしながら、稀に墨色のような黒色が樹の中心部に入ることがあります。これを黒柿と呼びます。
黒柿が出る確率は1万本に1本とも言われ、非常に貴重で高価な存在です。
•何故、黒くなるのかですが
各種研究機関においても推論の域を出ていませんが、樹齢100〜150年以上の老木にしか出ないことは共通しているため、柿渋の元である“タンニン”が変色し、元々白い樹である柿の木に黒が入るのではないかと考えられています。
黒柿が特に多い産地というのは無いようです。また、立っている段階では黒柿かどうか判別する方法がないため、切られて初めて黒柿かどうか判明します。
•樹形
空に向かって真っ直ぐ育つことは珍しく、大抵の木は横や斜めなど捻れながら育ちます。
また、折れやすい樹ですので、植木屋泣かせの樹としても知られています(笑)
•.木材としての特徴
硬さ
広葉樹ですので、割と硬い種類です。
しかし、捻れながら育つ影響もあり、製材乾燥後も小さな割れなどが生じやすいため、乾燥や管理が非常に大切です。
•製材の難しさ
捻れて育つため、とにかく製材の難易度が高いことが材木屋泣かせの一つであり、腕の見せ所でもあります。
大抵が小ぶりな丸太が多く、幅が広く、長いものは大変珍しく貴重。
•杢の美しさ
黒柿には、墨絵のような黒色が螺旋状に不均一に入ることで、唯一無二の景色が生まれます。
この黒柿が醸し出す魅力に惹かれ、聖武天皇の時代から天皇家に近い方々や相国寺(京都)の総黒柿の書院造、茶道具として多くの貴族・文化人・大名茶人の間で求められるようになりました。