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喜多川 歌麿(きたがわ うたまろ)
『桃をむく母子』
昭和時代に復刻制作された手摺木版画となります。
版元・悠々洞出版
彫・小池茂
摺・上杉圭一郎
サイズ フレーム45×33×1.8(A3サイズ新品)
版画部 36.7×24.5
★フレームは新品です
★状態は写真にてご判断ください
★ 値引き交渉はご遠慮ください
★状態は良好な方だと思いますが、細かな事が気になる方は、購入をお控えください
⚠️ご注意
お届けする商品は、写真1枚目のみとなります。
(写真5枚目以降は、本物の手摺木版画である事をお示しする為の参考画像となります)
また、写真14枚目の入れ物が御入用の方は、購入前にコメント欄にてお申し出頂けましたら、+1,000円にて同梱させて頂きます。
喜多川歌麿
宝暦3年(1753)~文化3年(1806))
狩野派の町絵師・鳥山石燕に絵を学んだのち、版元・蔦屋重三郎に才能を見出され、精力的に錦絵や狂歌絵本などを手がけるようになりました。1791年頃から美人画に大首絵を取り入れ、さらに評判の茶屋娘らをモデルとした作品で人気を博し、浮世絵美人画の第一人者への道をのぼりつめていきます。評判の美人をひと目見ようと、彼女たちの働く店に多くの人が集まるほど、歌麿の描く美人画は世の中に影響を与えていました。その後、寛政の改革の一環により多くの表現の制約が課せられましたが、屈することのない歌麿は浮世絵の黄金期を支える存在となりました。
【作品解説】
遊女や茶屋女だけではなく、ごく普通の家庭にみられる場面を題材にした作品が増えてきたのは寛政10年の頃。前かがみになって膝を立てるこの姿勢は見る者に不安定な印象を与えますが、その母に寄りかかり、足を軽妙に上げた子どもの姿が加わり、しっかりとした構成となるあたりは歌麿ならではの巧妙さです。ギヤマンの器、団扇、肩まで上げた袖、はだけた胸の様子などから夏の盛りを思わせます。ふくよかな顔立ちの母、桃をむく手つきを真剣に見つめる子どもの顔が対照的な微笑ましい作品です。
【浮世絵復刻版とは】
江戸時代から続く高度な木版の技術で、現代の職人が、浮世絵の名作の版木を新たにおこし、和紙に一色ずつ摺り重ねて完成した木版画となります。機械印刷では表現出来ない独特の風合いを楽しめます。