奥村土牛の《踊り子》は、山種美術館に所蔵されている洋装の人物画で、バレリーナの谷桃子をモデルにしています。土牛にとって初めての洋装の人物画で、個性的なアイラインの瞳が印象的です。
【詳細】
モデルは、日本を代表するバレリーナの谷桃子(1921-2015)です。
土牛は谷が踊った「白鳥の湖」を制作のために鑑賞したそうです。
画面には試行錯誤した木炭の跡が残ります。
当初は「ドガの踊り子」を意識したそうです。
奥村土牛(おくむら とぎゅう、1889年〈明治22年〉2月18日 - 1990年〈平成2年〉9月25日)は、日本画の巨匠で、日本画壇の最長老として101歳の天寿を全うするまで絵筆を取り続けました。
谷 桃子(たに ももこ、1921年1月11日 - 2015年4月26日)は、日本のバレリーナ、振付家である一般財団法人谷桃子バレエ団総監督[4]。本名は上田 桃子(うえだ ももこ)日本バレエ協会第3代会長全日本舞踊連合理事等を歴任した。
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