李朝(李氏朝鮮)の骨董錠前です。
板バネによるロック機構は、他の多くの骨董錠前と変わりませんが、鍵の立体形状、解錠の方法が特徴的です。これまでは、商品説明になるべく詳しく解錠や施錠方法を記載していましたが、今回出品の錠前に関しては、購入いただいた方に、試行錯誤と解錠瞬間を味わっていただきたいと思い、説明は省略させていただきます。
手間取ることなく、あっと言う間に解錠できるかも分かりませんが、鍵の立体形状、板バネとの嵌合など、構造の創意工夫に、なるほどと思っていただけると幸いです。
材質は銅もしくは銅合金ですが、いつ頃の製作か(経年)?などは不明です。汚れや傷などは見られますが、変形などはほぼありません。堅牢さがしっかりと残っています。
大きさ(㌢)重さはおよそ次の通りです。
【錠前】
横幅8.7、高さ3.2、奥行1.9/
施錠域4.5×0.9、軸径0.3/
重さ136㌘/
【鍵】
長さ14.9、横幅1.3、重さ35㌘/
解錠にトライしてみて下さい。解錠に際し、鍵を奥に差し込む時は力を入れ過ぎず、直ぐにロックが解除されない時は何回か鍵の戻し入れを行うなどして下さい。必ず解錠出来ます。なお、鍵の紛失には注意下さい。