ショパン:練習曲集
・12のエチュード op.10
・12のエチュード op.25
スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
録音:1998年10月(デジタル)
1985年のショパン・コンクールで優勝し、日本を中心にブームといわれるほどの人気を博したのがブーニンです。この『練習曲集』を聴いても分かるとおり、その実力ももちろん第一級のものです。難曲ぞろいで知られるこの曲集を、メカニックな運動と感じさせずに、優しさすらにじませて弾き上げるあたり、心憎いほどです。 ブーニン自身、『非の打ちどころのない傑作』と呼んでリスペクトする24曲。その本質に迫ったひたむきな演奏はきわめて新鮮で、魅力的です。別れの曲、黒鍵、革命、木枯らし、などの有名曲を含んでいます。
この曲集には、ポリーニ盤を筆頭に、アシュケナージ盤、ペライア盤、フランソワ盤などが推薦盤に上がりますが、このブーニン盤もなかなかのものだと思います。全体的にはやや遅めのテンポを取り、左手(低音)をやや強調したバランスで、落ち着いた印象を受けます。このゆったりめのテンポ感の方が好き、という方も多いと思います。
他の練習曲の名演より若干にテンポは遅いものの、この位のテンポがちょうど良いと考える方も多いと思います。第一練習曲はテンポを速く弾くためだけに作ったものではないとお考えの方には、ブーニンの練習曲はちょうどフィットするでしょう。説明書にブーニン本人の練習曲の解釈が載っているように彼の練習曲にかける思いがよく伝わってきます。ここが他の演奏者と違う所だと思います。ポリーニ、アシュケナージの名盤に限定されている方、またこれから練習曲を聴いてみる方にはこれがオススメです。
国内盤、帯無し、プラケース少しすれあり
盤面微すれありますが再生問題無し 10
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